なかなか仕事で評価が得られない新人さんが見落としがちな働き方

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「一生懸命働いているのになかなか評価が上がらない。」「周りの同僚は評価されているのに自分だけ評価されていない。」こんなことで悩んでいませんか?

では、評価される社員、評価されない社員、次々に仕事を任されていく社員と、何度も同じ仕事しか任せてもらえない社員は、どう違うのかを考えてみたことはありますか?

もしくは考えてはいるんだけど、なかなか答えにたどり着けない。

実はとても単純ですが、見落としがちなことです。

僕は大工業で何人もの弟子を育てきました。2年程度で一人前になった社員もいれば、2年目で挫折して退社した社員もいました。入社したての頃のこの二人には技術や知識の差に対してなく、むしろ前職からの経験があった事を考慮すると挫折した社員の方が入ったばかり能力は高かったかもしれません。しかし、2年がたつ頃には、一人は一人前、方や半人前。それではこの二人は何がそんなに違ったのでしょうか?

それは働き方に対する姿勢の違いでした。特に、主体的に仕事するか、しないかが圧倒的に違っていたのです。

そうです。仕事は主体性がとても大事です。

僕は正直、入社2年目の社員から辞表をもらった時、彼を一人前にできなかったことがとても悔しかったし、今でも後悔しています。そして、辞めていった社員もとても悔しかったと思います。こんな思いは二度としたくないし、皆様にもなるべくこんな思いはして欲しくないと思い、この記事を書くことにしました。

主体性を理解して意識して働くだけで、これからの会社での評価はもちろんのこと、自分の成長スピードも確実に変わってくるでしょう。そして、気が付くと自分より評価されている同僚や先輩方々とも肩を並べて仕事をしているようになるでしょう。

意識一つの問題です。主体性を正しく理解し、主体的に働くということを意識するだけで、今の自分を変える事ができるので、会社の評価に満足がいかない皆様は必見です。明日からのあなたを変えていきましょう!

それではまず主体性とは何か説明します。主体性という言葉は抽象的で正しく理解しづらい言葉ですが、要するに自分の与えられたタスクを自分のタスクだと意識し、自分で責任をもって遂行する事です。キーワードとなる言葉は責任です。まだ理解しづらいと思うので、二年目で一人前になった社員の仕事ぶりと、二年目で挫折した社員の仕事ぶりを比べながら、主体性のある働き方、ない働き方を説明していきましょう。

先ず僕らの会社では朝の仕事前のコーヒータイムにその日の仕事内容や、各々の仕事内容を説明します。主体的に働けない社員は、仕事前のコーヒータイムで自分のその日の仕事内容を説明されても返事をするだけで、何の質問もありません。そういう社員は話が終わると、大概携帯電話さわっています。そして仕事が始まってから、初めて自分がどう動くを考える為、仕事が始まってから質問されます。そうすると自分の手を止めるだけではなく、親方の手も止める事になります。そして、その仕事が終わると「終わりました。次は何をしますか?」と質問をしてきます。一日中それを繰り返します。

それに比べて主体的に働く社員は自分の仕事内容を聞いた後に、頭の中で仕事内容をイメージし仕事の段取りを考えて、その日の動きのシミュレーションをします。なので仕事前から様々な質問がきます。「こういう段取りで進めようと思うけど大丈夫か?」とか、細部の収まりについての相談だとか、とにかくその日の動きをできるだけイメージして、わからないことをクリアにしてから仕事を始めます。開始前に、しっかりとした段取りを考え、動き方がクリアになっているので仕事が始まってからも、そのイメージ通りに進めるだけなので、仕事の進みがとても早いです。

結果、一日の現場の進むスピードが大きく変わってきます。

要するに、主体的ではない社員は自分が任された仕事を上司の仕事のサポートするような意識で働きます。深く考えずに言われたことだけやっている社員は、仕事全体の流れがいつまでもつかめずに何度同じことを説明してもなかなか覚えることができません。仕事中にその場しのぎで覚えた知識は吸収されづらいのです。

しかし、主体的に働ける社員は任された仕事を上司の仕事から切り離して自分の仕事と意識して責任をもって働きます。任された仕事を自分で一から十まで自分で責任をもって進めようと意識なので、質問も自ずと多くなり、知識の吸収も早くなります。そして、次に同じ仕事をするときはもう上司が何も言わなくてもその仕事を終わらせます。やはり一生懸命自分で考えてやり遂げた仕事と言うのは頭に残るものです。そうなるとまた上司は次の仕事を任せてみようとこうなるわけです。

意識の差一つで二人の働き方はこうも変わります。また一日の仕事の進むスピードも倍近く変わってきます。それが一年、二年と経つと断然の差が生まれるのです。

ただこれは、二人の入社時の知識や技術の差ではありません。初めの段階ではどちらも同じような実力でした。それでは何が違ったのか? そうです、意識の差です。 たった意識の差です。 これは明日からでもすぐに変えられます。そこを意識して働くだけで、2年経つと大工業界ではこのような差が生まれます。おそらくこれはどの業界でも同じことが言えます。

今まで意識してない人には、初めは難しいかもしれませんが、主体的に働く事をいつも意識して下さい。そして任された仕事を責任もって務めてください。初めは出来ないかもしれませんが、その姿勢は評価されます。そして、そうやって働けば上司にする質問内容も変わってきます。それも全て上司には伝わります。上司に評価され、徐々に仕事が本質的に出来るようになってくるとその過程も面白くなってくるでしょう。そこまでいけばもう大丈夫です。評価される側の同期たちと気が付けば同じ立ち位置に入れるでしょう!

人生の中で仕事している時間はとても多くの時間を占めます。どうせそんな長い時間仕事をするなら、楽しんで下さい。苦しいものが楽しいものになったら最高です。意識一つです!

Enjoy your life!!

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