大工という仕事について

大工関連

恥ずかしながら最近ブログを始めて、自分が文字を通して皆さんに何を伝えられるかを考えていました。勉強の為YouTubeで、様々な先生の動画を見ました。考え方からテクニカルな事まで丁寧に教えてもらい、とても勉強になりました。特に、改めて大切にしなくていけないなと思わされたことが、魂を込めて記事を書くと言う事でした。先ずはこれを徹底しようと思います。テクニックはそれから徐々に学んでいこうと思います。

そして、今自分が一番魂を込められそうな事、それが大工についてです。前回の記事でも書きましたが、最近、色々ありすぎて、建設業界、大工と言う職業について、色々考えていましたので、それも兼ねてこのテーマを選びました。

この記事が大工や職人に興味がある方や、転職を考えてる方に、少しでも参考になればと思います。

結論から申し上げますと、大工仕事はとても良いと思います。

僕は大好きですし、だから今も生業として大工を続けています。

ではどんな点が良いのかと言うと

1.何と言っても手に職がつく事

手に職なので、失業するリスクが少ない。潰しがきく。若手が少ない。

2.体を動かして働くことができる

ジムはお金を払ってエクササイズをする、大工はお金をもらってエクササイズができる。

3.工作を仕事としてできる

プラモデル、パズルはお金を払って工作をする、大工はお金をもらって工作ができる

4.ほぼ一人で仕事をできる。

一人親方(個人事業主)として働いてる大工は大体一人でやっているので、部下や上司に板挟みにされることが少ない。社員でも基本は材料を相手に別々な場所で働く事が多い

5.就業時間がないので自分のペースで仕事ができる

自分の現場なので、工期にさえ間に合わせれば、いつ休もうと、何時に始めて、何時に帰ろうと基本自由で

6.個人事業主になりやすい

大工業界は他の業界に比べて特殊なので、基本的にみな個人事業主として一人で働いている

などの点があります。

それでは実際に大工とはどんな職業かをできるだけ詳しく書いていきたいと思います。

大工仕事は想像通り、基本事が家を建てる仕事です。しかし、家と言っても様々な様式があります。

一般的な戸建て、アパート、マンション、施設等々。

そして、建物の種類が変われば、仕事内容も大きく変わることがあります。例えば木造とコンクリート造では使う道具も、材料を大きく違ってきます。木造の場合は釘やビスが打てますし、ノコギリで切ることもできますが、しかし、コンクリートの場合は、釘やビスを止めるにしてもコンクリートにそのまま止めることができないので、一度ドリルで下穴をあけて専門のビスや釘を使ったり、特殊な接着剤を使ってとめていかなければいけません。もちろんノコギリも特殊な歯を使わなければ切ることもできません。このように一概に大工と言っても、人によっては使う道具、相手にする材料、作業内容は全然違います。

しかも、家作りの工程は非常に多く、冊子を取り付ける、床を張る、天井、壁を作る、押し入れから家具も作る、扉をつったり、階段をかけたりもします。

下地一つ取っても、建物の種類によって組み方は全然変わりますし、冊子、階段、家具、扉も種類やメーカーが変われば全然施工方法が変わってきます。

さらに戸建て工事、リフォーム工事などは大工が7~8割方メインで進めて行く為、他の職方さん(電気屋さん、水道屋さん、屋根屋さん、左官屋さん)の予定を、自分の仕事の進み具合と照らし合わせながら立てていく作業も必要となってきます。

この様に大工仕事はやることが満載です。

ここまで話すと、「大工仕事は覚えることが多くて大変そう!」と思われるかもしれません。

確かに大工は職人仕事でも一二を争う仕事量の多さなので学ばなくてはいけないことが多く、下隅時代は大変だと思います。これはどの仕事でもそうだと思いますが、一人前になるまでは給料は当然安いのですが、大工仕事の場合は他の仕事に比べて圧倒的に一人前になるまでは時間がかかります。

一般的に大工と呼ばれ、一人で現場に入れる様になるまで、早い人で2~3年、長い人で10年近くかかります。これは覚えたい大工仕事の種類にもよりますが、大体は個人のやる気によって大きく変わってくると思います。

大工仕事、職人仕事は絶対に答えがある仕事なので、続けていれば必ずできるようになるので、そこまで難しい仕事ではないと思います。また覚える事が多いことは、逆に言うと、日々たくさんの事を覚えていけて、日々自分の成長を感じることができる充実感があるという事です。前向きに取り組めば、修行中、自分が色々覚えていける時が一番楽しいと思います。

給料は、年収で400万くらいから1000万円くらいだと思います。

これは人によって大きく異なります。仕事の内容にもよります。新築工事、リフォーム工事、マンション工事。またその人の働く時間の長さでも大きく変わってきます。時間が欲しい人はあまりゆっくりできますし、お金が欲しい人はガツガツ、朝から晩まで働いて、たくさん稼げます。体の動く人がそのペースで働けたら、売り上げなら1000万は行くと思います。あくまでも売り上げですが。

それから基本、大工のほとんどは個人事業主な為、事業運営の経費がかかるので、実際にいくら手元に残るのかは、その経営のやり方などにも関わってくるため、平均給料がいくらとはいいづらくなります。良い意味で。

もちろん仕事なので大変なことはたくさんありますが、やりがいがあり、楽しい職業です。今の時代IT系が良いことはもちろんわかっています。仕事で儲かりたいなら、IT系は良いと思います。でも、みんながみんな本当にPCをいじるのが好きなのでしょうか?ものを作ったり、体を動かす方が得意な人もたくさんいるのでないでしょうか?儲かる戦場を選ぶことは絶対に大事ですが、得意なジャンルで戦う事もまた大事です。つまらないことは頑張れませんが、楽しいことはいくらでも頑張れます。そうやって自分の好きなことをやって、自分らしく生きる事とても大事だと思います。

大工、興味があったらぜひ大工の門を叩いて下さい!そして釘を叩いてる将来を送って下さい。

座布団一枚ください(笑)

僕らは大歓迎です。

夢にときめけ、明日にきらめけ、目指せ大工!!

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